買いか?!ドールズフロントライン 1/8 Zas M21 ホワイトクイーン Ver.事前レビュー

ドールズフロントライン 1/8 Zas M21 ホワイトクイーン Ver. フィギュア

フィギュアは理想の形を目の前に物体として出現させることこそが、その醍醐味と言えるでしょう。ですから、やはりデコマスや宣材写真ではなく、手元に届く量産品のクオリティこそが全てです。

ただ、現実として人気フィギュアの現物を見てから買うかどうかを悩める機会は多くありません。フィギュアの高額化により、メーカーも受注生産に近い売り方を志向する動きを見せています。予約段階でフィギュアを見極めるのは現実的には必要なスキルでしょう。

今回は、HOBBY MAX製ドールズフロントライン 1/8 Zas M21 ホワイトクイーン Ver.が果たして買いなのか、事前予約すべきか検証します。

結論から言うと、このフィギュアのファーストインプレッションに感じるものがあり、メーカーの過去製品の出来に違和感を感じないなら、買い!です。

この記事では、公開されているフィギュアの情報やメーカーの概要・過去製品から、上記の結論になる理由を詳しく検証します。

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ドールズフロントライン 1/8 Zas M21 ホワイトクイーン Ver.

製品概要

【製品名】ドールズフロントライン 1/8 Zas M21 ホワイトクイーン Ver.
【発売予定】2020年8月未定
【価格】16,500円(税込)
【全高】不明(1/8スケール)
【原型制作】kikimg
【製造】不明
【発売元】Hobbymax
販売元(東京フィギュア)HP

原作のテーマを映し出すフィギュア

ドールズフロントラインに登場するキャラクターZas M21の人気スキンをフィギュア化。ドルフロは殆どやってないのでこのキャラを知らなかったのですが、フィギュア通販サイトで画像をちらりと見かけただけで惹き込まれてしまいました。

真っ白、かつ複雑な模様のついた白いドレス。左手にはグラスを持ち、きらびやかなパーティーのワンシーンにも見えます。一方、右手に引っ掛けているのはハンドバッグではなく、アサルトライフルZas M21。銃器×少女というドールズフロントラインのテーマを、最大のコントラストで表現しているフィギュアです。

きっとこのフィギュアが切り取ったのは、本当にパーティーのワンシーンなのではないでしょうか。戦闘服からドレスに着替えても、半身たるライフルは手放さない。手放すはずがない。ここが何処でも関係ない。Zas M21にとっては、然るべきときに十全の性能を発揮することが全て。

原作ほぼ知らないのに妄想してしまいました。ゲームの方も再会したくなってきましたね。アークナイツもそうですが、中華ソシャゲは設定がシリアスに凝っていてそそられます。設定部分を完全に空白にする艦これと対照的です(これはこれで好きですが)。

それにしても、リアルでこんな事したら、ドレスが銃器のグリスや油でひどいことになりそうです。

Zas M21 原型画像

メーカーのツイートで、日本のWFで展示した際の原型の画像を見ることができます。

Hobby max Zas M21 ホワイトクイーン Ver.のメーカーについて

Zas M21 ホワイトクイーン Ver.のメーカーは中国のHobby maxです。フィギュアメーカーと言えば日本という意識があったので最初は違和感があったのですが、考えてみればドルフロ自体中国サンボーン社のサービスなので、中国メーカーがフィギュアを出すのも当然かもしれません。

Hobby maxってどんな会社?

中国の上海にあるフィギュアメーカーです。公式サイトは下記です。中国語のみのようです。

Success!

ドルフロ、FGOを中心にハイクオリティなフィギュアを多数製作しています。日本での活動は2015年から始まっているようです。

Hobby maxの過去作品

Zas M21 ホワイトクイーン Ver.と同じ原作のドールズフロントラインから複数のフィギュアを発売しています。

モーゼルKar98K 2017年発売

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FAL 2017年発売

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Hobby max製品のクオリティは?

モーゼルKar98Kのレビュー画像などを見ると、丁寧に作られてはいますが、服のボタンや小物にシャドーがついていないなど細部の作り込みに若干の大味さを感じる所もあります。

ただ、一番重要な顔部分はきちんと可愛く綺麗に出来ています。また、遠景からのシルエットやポーズなど、アウトラインの構成は文句なく素晴らしいです。モーゼルKar98Kは2017年の発売ですので、そこから更なるクオリティアップを期待したいところです。(価格も上がっていますしね…)

Zas M21 ホワイトクイーン Ver.の価格は?

小さめだが全体のバリューは高い

Zas M21 ホワイトクイーン Ver.のサイズは1/8と表記されています(全高の情報は公開されていないようです)。キャラクターフィギュアのサイズ表記は目安程度のものですが、1/8ということはフルプライスのフィギュアとしては小さめだと思われます。ただ、砂時計型のべースやライフルも含めると、全体的なボリュームは一般的な1/8のキャラクターフィギュアに比べて大きめです。

昨今の相場からすれば納得

2017年に発売されたモーゼルKar98Kが 定価12,960円であったことを考えると、多少の値上がりを感じてしまいます。ただ、今現在予約を受け付けている Zas M21 ホワイトクイーン Ver. と同時期のフィギュアと比較すると、平均的な価格と言えます。定価 16,500円は決して少ない金額ではありませんが、このクラスのフィギュアの価格としては相場通りといえるでしょう。凝ったベースやライフルを考えれば十分納得できる価格です。

まとめ Hobby max Zas M21 ホワイトクイーン Ver.は買い?

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ファーストインプレッションを感じたら買い!

フィギュアの魅力とは、機能や性能ではなく、その見た目と存在感がすべてです。Hobby max Zas M21 ホワイトクイーン Ver.は元イラストを忠実に再現し、全体のシルエットはとても美しくまとまっています。理窟ではなく、このフィギュアの画像を一目見たときにその儚げな雰囲気と完成された世界観を感じた方は、予約して後悔することはないでしょう。

シリーズ展開に期待

Hobby maxはゆっくりとしたペースではありますが、いくつものドールズフロントラインのフィギュアを発売しています。今後も同シリーズの展開が期待できますので、ドルフロ好きの方は他のキャラクターの立体化を期待しつつ揃えていくのもよいのではないでしょうか。

所感

ドールズフロントラインにアークナイツと、中国製のスマホゲームの勢いが増している気がします。どれも凝った設定に戦闘、美麗なイラストを備えており、国内のスマホゲームは余程の大手でないと対抗できない印象です。

ゲーム自体が中国のものなので、フィギュアも中国メーカーが作るのは自然な流れと言えるかもしれません。2017年のモーゼルKar98Kの時は中国メーカー製ということ自体が話題にもなりましたが、これからはそれも珍しくない話になってゆくのではないかと思います。

世界経済のトレンドの変化は、オタク的な世界においても確実に起こっていることを感じます。様々な不安要素もありますが、素晴らしフィギュアを造る会社、国が増えていくこと自体はとてもいい流れだと思います。小さな世界の中で閉じこもってしまうと、結局は規模もクオリティもシュリンクしていってしまいます。今後のフィギュア世界の発展に期待です。

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