完全栄養食Huelを購入し、しばらく使用しましたので使い心地をレビューしています。
完全栄養食を使い始めた目的は、一言でいうと時短です。
時間がない、疲れているといった時は、食事は簡単に済ませたいですが、ファストフードやコンビニ食などの簡単に手に入る食物は栄養価に不安があることが多いです(特に、脂質と糖質が多すぎ)。かと言って、栄養を気にして適切な食物を探しまわったり自炊するのは時間にも思考にも負担が大きいです。
そこで、取り敢えずコレを食べればOKという完全栄養食を用意しておいて、食事の用意を時短したい時に利用する、というのが私が完全栄養食を導入した際のプランです。果たして、完全栄養食は目的通りに健康的で素早い食事をもたらしてくれるのでしょうか。この記事では、実際に試した結果をまとめています。
購入したもの

今回購入したHuelの構成は下記の通り
- Huel バニラ味……………1袋×1.72㎏:4,650円
- Huel チョコ味……………1袋 ×1.72㎏ :4,650円
- Huel Ready-to-drink……12本×500ml:7,360円
- (おまけ)Tシャツ×1、シェイカー×1
Huel:溶かして飲む粉タイプ
Huel Ready-to-drink:ボトルに入った液体タイプ
初回ディスカウント‐2000円を計算に入れて、上記で14,660円でした。
ディスカウントのコードは少し探せばいろんなブログで提供されていると思います。
完全栄養食Hueの味、飲み口
Huelバニラ味(粉タイプ)

第一印象はドロドロ! かなりの量の牛乳や水で溶いても高い粘度を保ちます。穀物をすりつぶしたままのような粉っぽい質感で、もう少しで噛めるんじゃないかと思う。おかゆぐらいのドロドロ感はあるンじゃないかと思います。ゴクゴクと飲むにはきついが、食事代わりと考えるとこの質感の重さは胃にたまってむしろ良いと思います。
味については、若干クセがあるものの受け入れやすく、おいしく飲めます。粉のままの状態のにおいは良くないので、牛乳をたっぷりいれてしっかりシェイクしてください。
Huel Ready-to-drinkチョコ味(液体タイプ)

粉タイプに比べ、より滑らかになった飲み口。ドロッとはしていますが、粉タイプに比べてスルスルと飲めると思います。ただ、その分胃にたまらず食事代わりとしては満足感を得にくいかもしれません。単体ではなく、ちょっとした固形物と組み合わせて摂るといいかと思います。味の方は、正直チョコの香りというよりは、それに似た独特の風味です。
運用 完全栄養食Huelをどう生活に組み込むか
Huelに限らず、完全栄養食の主な目的は「時短」「栄養バランス」の2つです。冗談で言われる3食完全栄養食は満足度の低さや固形物の欠如から現実的ではないですが、それでは実際の運用はどういった形になるでしょうか。
考えなくていいのは確かに楽
完全栄養食の一番のメリットは、とりあえずそれを食べていれば栄養バランスが取れているということ。外食・買食の場合、偏った栄養バランスのものばかりで悩むことがありますが、完全栄養食Huelを飲む場合は思考停止してOK。そして速い。
この楽さは、確かに完全栄養食というものの価値を感じさせてくれます。
1日1食の代替えくらいがちょうどいい
実際の話、食事としてとるものが液体だけの場合、満足度は低いです。私の場合、液体タイプのHuelを飲んだあと、食べ足りなくて追加で殆ど1食分くらいの量を食べてしまったこともあります。Huelは1日のどこかで一食のみがちょうどいいバランスだと思います。そして間食をしてしまっては元も子もないので、食事して程なく寝てしまう夕飯代替えがやりやすいです。
何かと一緒に食べるのもあり
ドリンクタイプの完全栄養食は、やはり歯で噛んで食べたという満足感が弱いです。胃に入れた量に関わらず、物足りなさを感じやすいので、歯応えのある固形物を一緒に食べて、「食べた感」を演出しましょう。特に硬い食べ物でなくても、固形物であればかなり満腹感得ることができます。
おすすめの固形物は一本満足バーのプロテインタイプです。これはシリアルを固めたプロテインバーなので噛み応えがあり、固形物を食べた満足感を味わえます。
欲しい時に無い!
ただ、実際に完全栄養食を使いだして感じたことは、とにかく「欲しい時に無い!」ということです。俺がHuelを飲みたいと思うのは、外出中で忙しく、もう夕飯を食べずに済ませたいようなときがほとんど。家の中の場合は何かしら食べ物があるので完全栄養食に頼りたいという気持ちにならないです。基本的にHuelを飲みたくなるのは外なんですが、
- Huel(粉タイプ)……粉を溶かしてシェイクするのは、結構時と場所を選ぶ。食事代わりにするには量がいるし、粘度が高いので粉プロテインを携帯するよりも難易度が高い。
- Huel Ready-to-drink(液体タイプ)…便利だが500mlのボトルを一日中持って歩く必要がある。飲み物と違ってコンビニなどで売っていないので、家から持参して一日中持ち歩くことになるが、飲み物のボトルと合わせて1キロの大荷物になると結構萎える。
まとめ
味・栄養面はOK、携帯性・取り回しに難
完全栄養食Huelが俺の生活に組み込まれてしばらく経ちました。感想としては性能面では結構期待通りです。味も全然OKな範囲でした。半面、思ったよりも取り回しの悪さが目立ちました。外で利用する場合は粉とシェイカーを持ち歩き、液体を買って中に入れて粘度が高く混ざりにくいHuelを振りまくってやっとありつけます。(俺の場合、家ではわざわざHuelを飲みません…。ただ、手ごろな食べ物がないときは家の中でも利用します)
将来、これがコンビニで常売され、思い立ったあとに即入手できるようになれば食生活が大いに変わる気がします。
余禄 輸送トラブル
実は今回、注文を済ませて商品の到着を待っていたところ、 Huel Ready-to-drink は2週間くらいで届いたものの、Huel(粉の方)がいつまでたっても届きません。
さらに2週間くらい待ち、さすがにおかしいと思いサポートにメールしたところ、輸送トラブルで商品が行方不明になっていたことが判明。行方不明分の注文はキャンセル・返金して頂きました。
ここまででも納得の対応(行方不明は運送会社の責任だし、返金してもらったのでもう一度注文すればいい)なのですが、今回はもともと注文していたバニラとチョコのHuelを先方の負担でサービスして頂きました。トラブルが一気にラッキーに変わりました。
(今回の対応は、メーカー様の好意によるものなので、毎回こうなるというわけではありません。サポート対応の内容は個別のシチュエーションごとに変わると思います。この記事を根拠に対応を要求するようなことはお控えください。)
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